システム要件 他
- HOME
- OnTime for Microsoft
- システム要件 他
システム要件全般について
OnTimeの全体構成
- 下図はOnTime Group Calendar for Microsoftの全体構成図です。
- OnTimeサーバーは実行環境としてApache Tomcat Server、データストアとしてMicrosoft SQL Serverで構成されます。
※クリックで拡大画像をご覧いただけます。
サーバーの配置について
- OnTimeはクラウドのIaaSまたはオンプレのMicrosoft Windows Server上にインストールして動作します。
- クラウドのIaaSではAzure VM、AWS、Oracle等各種クラウドで動作します。
外出先での利用が多い場合はクラウドに、ローカルのインターネットゲートウェイの帯域が狭い場合はキャッシュやプロキシーのようにオンプレに設置できます。- 各種クラウド環境に配備
外出先での利用/外部ネットワークからの接続利用が多い場合はクラウドに設置してください。
例えばOnTime for Microsoft Teamsを外部から利用したい場合はクラウド環境への設置を推薦します。 - オンプレ環境に配備
インターネットゲートウェイの帯域が狭い場合はキャッシュやプロキシーのように設置できます。
OnTimeサーバーをオンプレ環境に設置する場合で外部ネットワークからも接続する必要があればVPN、リバースプロキシー等による接
続可能な環境に設置してください。 - その他にも接続ルートやプロキシーの利用等、ネットワーク環境に応じてOnTimeサーバーの配置先をご検討ください。
- 各種クラウド環境に配備
- 構成するMicrosoft SQL Server Express エディション、Apache Tomcat Serverはバンドルしています。
ただし5000ライセンス以上などエンタープライズ用途の場合はMicrosoft SQL Server は別のエディションを推薦します。
Microsoft Windows Server & Microsoft SQL Server
- Windows 2016 または 2019 と Microsoft SQL Server ® 2019 Express
Windows 2012 R2 または 2016 と Microsoft SQL Server ® 2016 Express
Windows Server 2008 R2 と Microsoft SQL Server ® 2014 Express - Azure VMなど各種IaaS上の仮想マシンやオンプレ上の仮想マシンは問いません。
- OnTimeを導入するWindowsサーバーはActive Directoryのメンバーサーバーでもワークグループサーバーでもかまいません。。ADに参加する場合はExchangeと別のドメインやテナントでも構いません。
- あくまでもセキュリティの観点からADのメンバーサーバーとしての構成を推薦しています。
- Exchangeとの同期は別途EWS接続の設定を行うので同じテナントである必要はありません。
- Azure環境に新規で構築する場合はAzureAD DSをご利用いただけます。AWS等についても同等です。
- AD環境を準備できない場合はWORKGROUPサーバーとしてOnTimeサーバーを構築してください。
- ワークグループ名は「WORKGROUP」「WORKGROUP01」の様な簡易な名称ではなく組織を特定できる命名をしてください。
- セキュリティの観点からワークグループに所属するサーバーはOnTimeサーバーだけにしてください。
- 詳細はFAQ「OnTimeのライセンス発行に必要なUSERDOMAINはどのようにして確認出来ますか?」を参照ください。
Microsoft SQL Server について
- Microsoft SQL Server® 2014、2016、2019。エンタープライズ用途の場合はMicrosoft SQL Server は別のエディションを推薦します。
- Microsoft SQL Server® 2019 Expressのサイレントインストーラはダウンロードファイルとして提供しています。詳しくはインストールマニュアルを参照ください。
Apache Tomcat Server について
- Apache Tomcat Server及び必要とする関連プロダクトはOnTime動作検証済みの最新版がダウンロードファイルに含まれています。
OnTimeサーバーへ接続する際のポート(クライアントからOnTimeサーバー)
- 8080番、8443番ポート:Tomcatで動作するOnTime管理センターへのアクセスに利用します。
- 80番、443番ポート:Tomcatで動作するOnTimeサーバーへのクライアント接続に利用します。
- 認証方法にActive DirectoryのWindows統合認証を利用する場合は9080番、9443番ポートも利用します。
OnTimeサーバーが接続するURI(OnTimeサーバーからMicrosoft365及びAzure環境)
- https://outlook.office365.com
- https://login.microsoftonline.com
- https://graph.microsoft.com
- https://portal.azure.com
制限事項
- Microsoft SQL Server Express は 1つの物理的プロセッサ、1GBのメモリ、および10GBのストレージまでをサポートします。
- 約5000ユーザー程度を接続する場合は Express 以上の Microsoft SQL の Edtionをお薦めします。
注意事項
- Microsoft Exchange Serverが稼働するWindows Server上にはインストール出来ません。
- 既存のMS SQL Serverにインストールする必要がある場合は「SQL認証」「TCP portを1433で有効化」の構成が必要です。
OnTime専用でご準備いただくことをお薦めします。 - Apache Tomcat Serverは、OnTime専用で他のアプリケーションは実行できません。
サーバー要件について
OnTimeは以下の2つによってパフォーマンスが影響します。
1.スケジュールデータの更新頻度。
- OnTimeはExchangeでスケジュールデータが変更した情報を元にデータを更新します。
- 例え膨大なスケジュールデータが登録されていても変更が無ければ更新処理を必要とせず負荷は掛かりません。
2.クライアントユーザーのアクセス頻度。
- OnTimeはユーザーが操作をしてデータをリクエストした際にレスポンスを返します。
- 例え大多数のクライアントが起動していても操作がほとんどされずにリクエストが無ければ負荷は掛かりません。
なので組織の使用形態によってどの様なスペックを必要とするかは一概に言えません。また将来的に利用者の増加を想定されている場合もあるでしょう。ぜひ諸元を変更可能な構成でご準備下さい。
サーバー最小要件
- 1GHz以上のIntel 互換プロセッサ
- 4.2GB以上のハードディスク
- 2GB以上のメモリ
- Hyper-Vで動作させる場合、SQL Serverのパフォーマンスの為StaticMemory設定を推薦します。
典型的な2000ユーザーの場合のサーバー要件
以下のサーバー要件は、私たちのインストール実績に基づく経験をベースとしたものです。
また場合によっては、バックアップ、ウイルス対策などのその他の要因がサーバーのパフォーマンスに影響を与えることを考慮する必要があることは注意してください。
- 最低速度 2GHz 以上のIntel 互換プロセッサ
- OnTime専用に20GB以上のハードディスク
- OnTime専用に4GB以上のメモリ(SQL Sever のメモリは除く)
- OnTimeが動作するTomcat向けのデフォルト設定では
最小メモリヒープサイズは2048MB
最大メモリヒープサイズは4096MB
と指定されています。 - もしユーザー数が多く(例えば6000ユーザー)、サーバーの物理メモリが8GB以上で余裕がある場合は
最小メモリヒープサイズは3072MB
最大メモリヒープサイズは6144MB
でも構いません。 - 但しOnTimeのパフォーマンスは過去同期期間の設定やSQLやネットワークにも依存しますのでご注意ください。
- OnTimeが動作するTomcat向けのデフォルト設定では
Desktopクライアント、Mobileクライアントの要件について
原則、各種ブラウザ最新版でご利用可能です。詳細は各種ユーザーインターフェースをご確認ください。